エントリーシートのツボ(4)「自分の強み」に書けることはたくさんある!

就活生には、「(自分の経験はたいしたことがないので)強みが書けません」という人が、少なからず存在します。私はそのような方に、次のような話をします。

「自分の強み」は、大学時代のエピソードでなくて、高校生の時でも構いません。強みのような、その人の「行動特性(コンピテンシー)」を形成するのは、これまでの人生全体だからです。特に、大学時代にコロナ禍が重なった人は、高校の話の方が書きやすいこともあるでしょう。例えば、高校の部活でスポーツをやっていたとしたら、次のようなことが書けます。

  • 高い目標を設定し、目標に向かって努力 → 全国大会出場のように高いレベルではなくても、「県大会ベスト8を目指し、努力を継続した」で構いません。そこから、「目標設定力」「粘り強さ」「持続力」といった強みが言えるでしょう。
  • チームで協力し合うこと → チーム競技はもちろん個人競技でも、部活メンバーとの協力は必要だったはずです。そこから、「チームワーク」、「協調性」、「仲間との信頼関係構築力」といった強みが導き出されます。
  • 計画的に実行すること → 自分やチームの課題を克服するために、何かの計画を立てて準備した経験があれば、「計画性」、「実行力」、といった強みにつながります。
  • 後輩の指導、アドバイス → キャプテンやリーダーでなくても、先輩として、後輩に教え、アドバイスした経験がないでしょうか。もしあれば、「リーダーシップ」、「相手のレベルに合わせた指導力」、「面倒見の良さ」などが言えるかもしれません。
  • チームの中での役割分担 → もし練習準備担当や会計担当といった役割を全うした経験があれば、「責任感」、「効率よく仕事をこなす工夫」などが言えることもあります。
  • 成果を出す喜び → 部活に一生懸命に取り組んだ人は、達成感や充実感を味わったはずです。そこから、「目標達成意欲」「向上心」「チャレンジ精神」といった強みが浮かぶ人もいるでしょう。
  • 負ける悔しさ → スポーツは必ず負けることがあります。部内でのレギュラー争いで負けたり、目標の試合に負けたり、あるいはケガをしたりすることもあったかもしれません。いずれも、とても良い経験です。そこから「挫折からはい上がる力」「負けから学ぶ力」「ストレスマネジメント力」などが言える人も多いと思います。

これらの経験は、音楽や演劇などの文化部でも共通することは多いはずです。高校の部活を通して、結果として、高い目標は達成できなかったとしても、何かを学んだはずです。つまり、「社会人としての基礎になる強みを獲得した」「この強みを社会でこのように活かせる」ことを伝えることができればよいのです。

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