ポッドキャスト『2030年のキャリア戦略』第24回 女性の社会進出:海外と比べ、なぜ日本はこんなに遅れているのか?(2023年7月13日配信)

ポッドキャストで音声番組『2030年のキャリア戦略~人生100年時代を幸せに生き抜くために』を配信しています。毎週木曜日、約15分。お相手はフリーアナウンサーの相本幸子さんです。以下、番組の紹介です。

Apple Podcast内の2030年のキャリア戦略 ~人生100年時代を幸せに生き抜くために~

第24回(2023年7月13日)

世界経済フォーラムの2022年調査で、日本のジェンダーギャップ指数は、146カ国中、116位でした。先進国では最低です。なぜ日本は女性の社会進出が進まないのでしょうか。

欧米でも、1960年代までは、女性は専業主婦が一般的でした。しかし1970年代以降、女性が働くことが当たり前になってきました。一方、日本では1985年に男女雇用機会均等法ができましたが、子育て時期に仕事を辞める人が多く、男女の賃金格差もあり、女性の管理職比率は低いままです。

私は男女雇用機会均等法の第一世代として社会人になりました。30年後には、日本でも、もっともっと女性が活躍している社会になるだろうと予想していましたが、期待には遠い状況です。

海外は、さらに大きく先を進んでいます。2018年に、ニュージーランドの女性首相が産休を取得し、国連総会に赤ちゃんを同伴しました。英国でも、ブレア、キャメロン、ジョンソンの3人の男性首相が育児休暇を取得しています。日本では、2020年に当時の小泉進次郎環境大臣が産休を取得しました。私は英断だと思いましたが、「大臣が休むのか」といった否定的な声も多く、日本社会の遅れを感じされられました。

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