ソフトテニスの将来を考える(1)バドミントンとの比較

日本ソフトテニス連盟の専門委員(マーケティングプランニング、国際化)として、他の競技がどのように運営されているのか、自分なりに調べて、まとめていきたいと思います。

まず、同じラケットスポーツのバドミントンです。私が若い頃は、バドミントンはインドアで女子中心の競技と思われ、失礼ながら、ソフトテニスよりマイナーなイメージでした。しかし、1992年に五輪競技になり、男女とも日本が強いこともあり、人気競技になりました。

バドミントン

1.競技人口

・競技スポーツとして、約755万人(総務省2016年度調査) これは、サッカー677万人、テニス562万人より多い。

・別の調査(笹川スポーツ財団2018年度)では、バドミントンの年1回プレー実施者は、約520万人。この調査では、サッカー430万人、卓球580万人。(世界のプレー者数は、5000万人と言われる。)

2.世代ごとの競技人口

・2019年度のNBA会員登録者数は、303,743人。5年前より、3万人増加。増加しているのが素晴らしい。

・内訳は、中学生86,915人、高校生116,992人で、30万人のうち、20万人が中高校生。中学高校の部活がメインなのはソフトテニスと似ているが、中学生より高校生の方が多いのは、ソフトテニスとは異なる。

3.トップリーグ(S/Jリーグ)

・男女とも12チームずつで構成。日本リーグが2016年に名称変更。チームはすべて実業団。

・22年4月現在で、プロ契約をしているのは、男子の桃田賢斗(NTT東日本)、渡辺勇大(旧日本ユニシス)、女子の奥原希望(太陽ホールディングス)の3人。

4.日本バドミントン協会の財務状況

・令和4年度予算 収入23億7400万円(内訳 賛助金6億、登録料1.5億、競技会収入7億、審判員及び用器具審査認定料1.7億、補助金2億など)、支出23億6200万円(内訳 事業費20億、管理費3億)

・ソフトテニス連盟の予算が約5億円(会費収入がメイン)と比べると、多様な収入源があると思われます。

<参考サイト>

https://halftime-media.com/sports-market/japan-badminton-1/

https://www.badminton.or.jp/nba/zaimu.html

 

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