就職活動は、自己分析(自己理解)が第一歩

私が大学生向けのキャリア授業でよく話すことを書いていきます。

就職活動は、自己分析(自己理解)が第一歩

仕事、キャリアを考えるには、まず自分自身をよく理解する必要があります。そのためには、次の問いを、自分なりに深く考えてみましょう。

・自分は何に興味があるのか?

・自分はどんなことをしているとワクワクするか?

・自分はどんな仕事をしてみたいのか?

・自分はどのようなことに価値を見出すか?

・自分はどんな人生を歩みたいのか?

と言っても、20歳くらいの時には、簡単に答えが出ないことが普通です。あわてる必要はありません。卒業までに、1社と出会えばよいのです。

自分を理解するためには、次のような方法があります。

① 友人と話す 周囲の友だちと就職や将来について意見交換することで、多くの気づきがあると思います。自分の考えていることを言葉に出す(言語化する)ことで、自分の考えを整理することができます。

② 両親や先生と話す 身近な大人は親や先生でしょう。長い人生経験からのアドバイスは同世代にない視点があると思います。ただし、自分の世代の価値観を押し付けようとする大人の場合には、話を聞くだけにして、少し距離を置く方がよいこともあります。

③ 社会人の先輩の話を聞く 自分が興味のある業界で仕事をしている先輩に話を聞くことは、仕事研究も兼ねて、有効な方法です。特に、社会に出て10年以内の人の話は、就活の経験も参考になることが多いのでお勧めです。

④ 自己分析ツールを活用する RIASECという職業適性診断ツールや自分のこれまでを振り返るライフラインチャートといった方法があります。大学のキャリアセンターでツールを提供してくれることもあります。(別の項目で、詳しく説明します。)

⑤ 本を読む キャリア形成や就職活動について参考になる本はたくさんあります。(別の項目で、詳しく説明します。)

⑥ 仕事体験をする アルバイトやインターンシップで体験してみることは、その仕事を知ること以上に、自分の適性を知る意味でも価値があります。

⑦ 日記を書く ノートを1冊決めて「就活日記」をつけることも良い方法です。自分がその日に考えたこと、誰かに聞いて感じたことなどをメモに残していくことで、新たな気づきがあると思います。

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