ソフトテニスの関東学生春季リーグを千葉県白子で観戦してきました。過去3年間はコロナの影響で選手以外の観戦に制限があったため、3年半ぶりに学生の試合を見ました。
現4年生は、1年生はコロナで試合ができず、2年生は試合はできたが上下リーグの入替戦がなく、3年生は観客と応援に制限があったため、最初で最後の「通常のスタイルの」リーグ戦でした。4年生は特に、大勢の声出し応援のもとで、4年分の想いをぶつけて、悔いのない試合をしてもらえるといいなと思いました。
私が4年生だったのは1985年だったので、それから38年が経っていますが、白子コートに集う学生たちの雰囲気は、当時とあまり変わらないのがうれしかったです。もちろん、ルールの変更やラケットの進化で、選手たちの技術面は大きく進歩しています。ラケットが軽くなり、いろいろな打ち方が可能になり、フォーメーションが多様になりました。
また、ソフトテニスは、硬式テニスや卓球と比べても、ラリーが長く続くので、直接見るスポーツとしては、とても面白いと改めて感じました。(一方、テレビ画面を通して見るスポーツとしては、迫力が伝わりにくい、ラリーが長すぎる、というのはよく言われることではあります。)
懸念されるのは、やはり部員の減少です。1980年代は、関東学生リーグは、男子は13部で約80校、女子は16部で100校弱が参加していました。現在は、男子は11部で70校弱、女子は10部で約60校です。女子は短期大学がおそらく20校以上あったものが、4年制大学に併合された影響も大きいと思います。
各大学の部員数も減り、試合に出るのがやっとという大学も多そうです。娯楽やスポーツの多様化以外にも、出席の厳格化、留学やインターンシップの増加など、大学生の生活は昔より忙しくなっています。スポーツ推薦以外の学生が体育会離れをしているのは、ソフトテニスに限らない傾向です。コロナ禍で、今の3,4年生で入部をあきらめた学生が多かった影響もあるでしょう。
試合は、縁のある東京六大学、東京経済大学、帝京大学を主に観戦しました。特に、非常勤講師をさせていただいている東京経済大学の女子が2部で優勝を決めた試合を見られたのがラッキーでした(男子は惜しくも2部2位)。東京経済大女子部の1部との入替戦での健闘を祈っています。