想定質問の続きです。
<自己PR>
Q.あなたの強みは何ですか?なぜそう考えるのですか? ⇒ 最初に「私の強みは、〇〇と××です」のように、結論を簡潔に話してから、具体的エピソードを簡潔に話しましょう。アルバイト先の店長さんや友人などの他人が、あなたを「こういう人だと言う」というと、自分自身をほめやすくなります。
Q.あなたの弱みは何ですか? ⇒ 弱みは、強みの裏返しのことが多いです。自分が弱みに気づいていて、それが問題にならないように注意していること、が大切です。
<志望理由>
Q.志望理由を教えてください ⇒ 最も大事な質問です。次の3つの質問、「なぜその業界に興味をもったか」「なぜ当社なのか」「当社でどんな仕事をしたいか」の回答も含めて、簡潔に90秒でまとめる練習をしましょう。自分の体験に基づくエピソードを話すことが必要です。志望理由については、いろいろな視点で追加質問がありますので、最初にすべてを話そうとしなくても大丈夫です。
<キャリアビジョン>
Q.3年後にはどのような社会人になっていたいですか?どんな仕事をしていたいですか? ⇒ その会社に入社したと仮定して考えておきましょう。例えば3年後には「〇〇の営業として社内で認められて、大都市の大きな顧客を担当したい」「△△の専門家として、顧客から一人前と認められるようになりたい」といった回答が考えられます。
Q.5年後、10年後には、どのような仕事をしたいですか? ⇒ その会社のキャリアパスをよく確認して、考えておきましょう。例えば5年後には「営業からマーケティングに異動できるように認められたい」「主任として、後輩の面倒が見られるようになりたい」といった回答があり得るでしょう。10年後には「管理職としてチームのリーダーになりたい」「海外駐在にチャレンジしたい」といった回答が考えられるでしょう。
<本気度を試す質問(最終面接に多い)>
Q.他社の選考状況はどうなっていますか?内定はありますか? ⇒ この質問には、全てを正直に答える必要はありません。時期と志望度により、答え方に工夫が必要です。大学4年の4月頃までなら、「まだ内定はありません。御社に内定をいただけたら、前向きに考えます」と言えばよいでしょう。5月以降だと、内定が無いのはむしろ不自然なので、「1社から内定をいただいていますが、御社が第一志望です。なぜならば・・・」でもよいでしょう。
他にも、最終面接での次のような質問には、本気でその企業に入りたければ、笑顔で「Yes」と答えられるようにしておきましょう。
Q.転勤はできますか?
Q.土日が忙しいかもしれませんが、大丈夫ですか?
Q.残業が多い時期もありますが、大丈夫ですか?
Q.給料が安いと感じるかもしれませんが、大丈夫ですか?
Q.忙しいですが、成長できることは約束します。チャレンジできますか?
<逆質問>
Q.当社に対して、逆に質問はありますか? ⇒ その会社に本気で入社したければ、聞きたいことはいろいろあるはずです。質問が無いのは、本気でないか、企業研究が不足しているかのどちらかです。少なくとも、5つくらいは用意しましょう。ただし、ホームページに書いてあることや、給料・福利厚生に関することは聞かない方がよいでしょう。
質問例
- 「〇〇事業部の海外展開について、可能な範囲でもっと詳しく伺えますか?」
- 「新サービスの△△は、既存製品と何が違うのか、もう少し伺えますか?」
- 「内定を頂けた場合、入社までに勉強しておいた方がよいことは何ですか?」
- 「御社で成功している営業パーソンに共通することは何でしょうか?」
- 「将来は女性管理職になりたいのですが、御社で管理職として活躍している女性は、若いときにどんな努力をしていますか?」
このように、「自分はこの会社にとても興味があり、努力をするヒントがほしい」という視点が、前向きで好ましいと思います。